プロパンガスを訪問販売で契約してしまったら?クーリング・オフと相談先

プロパンガスの切替・契約

「プロパンガス料金が安くなります」

「今のガス会社よりお得です」

などと訪問営業で説明され、その場でプロパンガス会社の変更を申し込んだものの、あとから、

「本当に契約してよかったのかな?」

「やっぱり契約をやめたい」

「クーリング・オフはできる?」

と不安になる方もいます。

すでに申込みや契約をしてしまった場合に大切なのは、「もう契約したから仕方がない」と自己判断しないことです。

まずは、

  • 契約した日
  • 契約した会社
  • 受け取った契約書面
  • 書面を受け取った日
  • 現在どこまで切替手続きが進んでいるか

を確認しましょう。

特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、一定の条件のもとでクーリング・オフを利用できる可能性があります。

この記事では、プロパンガスの訪問販売で契約してしまったあとに何を確認すればよいのか、クーリング・オフの基本、切替手続きが進んでいる場合の確認事項、困ったときの相談先まで順番に解説します。

訪問販売でプロパンガスを契約してしまったら、まず契約内容を確認する

プロパンガスの訪問販売で契約してしまったあとに契約書面・契約日・契約先・切替状況を確認する図解

契約後に不安になった場合、最初に行いたいのは、営業担当者と長く電話で話すことではありません。

手元にある資料と現在の契約状況を整理することが第一歩です。

契約日と契約した会社名を確認する

まず、いつ、どの会社へ申し込んだのかを確認します。

確認したいのは次のような内容です。

  • 契約・申込みをした日
  • 営業担当者が訪問した日
  • 申込書に記載された会社名
  • 契約書に記載された会社名
  • 実際にLPガスを供給する予定の会社名

訪問してきた営業会社と、実際に契約するLPガス販売会社が異なる場合もあります。

そのため、担当者の名刺だけではなく、申込書や契約書に記載されている契約先を確認してください。

また、「申込書に署名しただけ」と思っていても、その書面がどのような意味を持つのかは契約内容によって異なります。

書類の名称だけで判断せず、中身も確認しましょう。

受け取った契約書面や資料を確認する

営業時にもらった資料は、できるだけまとめて保管してください。

たとえば、

  • 契約書
  • 申込書
  • 契約時に交付された書面
  • 料金表
  • 営業担当者の名刺
  • パンフレット
  • メール
  • SMS
  • その他説明時にもらった資料

などです。

特に、クーリング・オフを検討するときは、どの書面をいつ受け取ったかが重要になります。

資料を捨てたりせず、そのまま残しておきましょう。

現在どこまで切替手続きが進んでいるか確認する

契約後の状況は人によって異なります。

まだ申込みを受け付けただけの場合もあれば、すでに新しい会社から現在のガス会社へ連絡が行われ、切替準備が進んでいる場合もあります。

確認したいのは、

  • 申込み受付だけの段階なのか
  • 新しい会社との契約が成立しているのか
  • 現在のガス会社との契約終了手続きが始まっているのか
  • 切替予定日が決まっているのか
  • 設備交換や供給開始作業の予定があるのか

です。

「まだガス会社が変わっていないから何もしなくても大丈夫」と自己判断せず、現在の進行状況を確認しておくと、その後の対応を整理しやすくなります。

プロパンガスの訪問販売はクーリング・オフできる場合がある

訪問販売のクーリング・オフについて契約書面の受領日と期間を確認する図解

訪問販売でプロパンガスの契約を申し込んだ場合、特定商取引法上の「訪問販売」に該当すれば、クーリング・オフを利用できる可能性があります。

ただし、「プロパンガスの契約だから必ずクーリング・オフできる」わけではありません。

どのような方法で契約したのか、どの書面を受け取ったのかなど、具体的な状況を確認する必要があります。

訪問販売のクーリング・オフとは

クーリング・オフとは、一定の取引について、契約を申し込んだり契約を締結したりしたあとでも、消費者が一定期間内に申込みの撤回や契約解除をできる制度です。

特定商取引法上の訪問販売では、法律で決められた書面を受け取った日から一定期間、クーリング・オフを行える仕組みがあります。

「一度署名したら絶対に取り消せない」というわけではありません。

反対に、どの契約でも自由に取り消せる制度でもありません。

まず自分の契約が制度の対象になるかを確認することが大切です。

クーリング・オフの期間を確認する

特定商取引法上の訪問販売に該当する場合、法律で定められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、原則としてクーリング・オフを行うことができます。

「営業担当者が来た日から8日」と単純に考えるのではなく、法律で定められた書面をいつ受け取ったのかを確認することが重要です。

また、

  • 書面の内容に不足や不明点がある
  • クーリング・オフについて事実と異なる説明を受けた
  • 威迫などによってクーリング・オフを妨げられた可能性がある
  • そもそも訪問販売に該当するのか分からない

といった場合は、「8日を過ぎたからもう何もできない」と自己判断しないことが重要です。

判断が難しい場合は、契約書類を用意したうえで消費生活センターなどへ相談しましょう。

契約書面を受け取った日を確認する

クーリング・オフを検討するときに、特に確認したいのが、法律で定められた契約書面を受け取った日です。

営業担当者が自宅を訪問した日と、書面を受け取った日が同じとは限りません。

そのため、

  • 訪問された日
  • 申込みをした日
  • 契約書面を受け取った日

を分けて整理しておきましょう。

いつ受け取ったか分からない場合は、封筒、メール、SMSなども確認してみてください。

クーリング・オフをするときの基本的な流れ

クーリング・オフで契約先を確認し通知を行って送信記録を残す流れを示した図解

自分の契約がクーリング・オフの対象になると考えられる場合は、契約先と通知方法を確認して手続きを進めます。

大切なのは、営業担当者との口頭のやり取りだけで終わらせないことです。

契約書面で契約先と連絡先を確認する

まず、契約書面に記載された事業者名を確認します。

営業担当者本人ではなく、

  • 契約先の会社名
  • 会社所在地
  • 連絡先

などを確認してください。

営業会社と実際の契約先が異なる場合は、誰に通知すべきかを契約書面などで確認しましょう。

クーリング・オフの意思を通知する

現在の特定商取引法では、クーリング・オフは書面または電磁的記録によって通知できます。

電磁的記録としては、電子メールや事業者が用意しているWeb上のクーリング・オフ専用フォームなどが利用される場合があります。

具体的な受付方法は、契約書面や事業者の案内を確認してください。

郵送で通知する場合も、後から発送した事実を確認できる方法を利用すると記録を残しやすくなります。

通知した記録を残す

クーリング・オフの通知を行ったら、必ず記録を残しておきましょう。

たとえば、

  • 送信したメール
  • 送信日時
  • Webフォームの送信完了画面
  • 送信画面のスクリーンショット
  • 郵送した書面のコピー
  • 郵便の発送記録

などです。

「連絡したつもり」ではなく、いつ・どの方法で通知したのかが後から分かる状態にしておくことが大切です。

すでにプロパンガスの切替手続きが進んでいる場合はどうする?

申込み後、すでに切替手続きが始まっていることもあります。

その場合でも、「手続きが始まったから取り消せない」と自己判断しないようにしてください。

クーリング・オフの可否と、現場でどこまで手続きが進んでいるかは分けて確認します。

新しいガス会社へ現在の状況を確認する

まず、新しく契約した会社へ、現在どこまで手続きが進んでいるのか確認します。

たとえば、

  • 申込み受付だけなのか
  • 契約処理が完了しているのか
  • 現在の会社へ連絡済みなのか
  • 切替予定日が決まっているのか
  • 設備交換などが予定されているのか

を確認します。

クーリング・オフを通知した場合は、その旨も契約先へ伝え、今後必要な対応を確認しましょう。

現在利用しているガス会社の状況も確認する

必要に応じて、現在利用しているガス会社との契約状況も確認します。

すでに解約手続きが進んでいるのか、まだ現在の契約が継続しているのかによって、その後の対応が変わることがあります。

ただし、「現在の会社へ電話すればすべて元に戻る」とは限りません。

新しい会社との契約、現在の会社との契約、切替作業の進行状況をそれぞれ確認してください。

設備の撤去・交換が関係する場合は勝手に動かさない

切替時には、LPガス容器、ガスメーター、調整器などの供給設備が関係することがあります。

また、住宅によっては配管や給湯器などについて契約条件がある場合もあります。

こうした設備は、所有者や契約関係が個別に異なります。

利用者自身がガス設備を取り外したり、勝手に移動・交換したりしないでください。

設備について何か対応が必要と言われた場合は、新旧のガス会社や契約書面で確認しましょう。

切替時の設備や契約トラブルについては、「プロパンガス切替のトラブルを避ける方法|変更前後に確認したい注意点を解説」も参考にしてください。

クーリング・オフ期間を過ぎていても、すぐ諦めず契約状況を確認する

「契約書を見ると、もう8日以上経っている」

という場合もあるでしょう。

ただし、8日を過ぎたという理由だけで「もう絶対に何もできない」と決めつけるのは避けてください。

まず、契約書面や勧誘時の状況を整理します。

契約書面に不足や不明点がないか確認する

契約時にもらった書面について、

  • 契約先の会社名
  • 契約内容
  • 料金条件
  • 契約日
  • クーリング・オフに関する記載

などを確認しましょう。

書面の内容に疑問がある場合は、自分だけで判断せず、消費生活センターなどへ相談する方法があります。

勧誘時の説明ややり取りを整理する

契約書面だけでなく、営業時の状況もできる範囲で整理しておきます。

たとえば、

  • いつ訪問されたか
  • どのような説明を受けたか
  • なぜ契約することになったか
  • どのような料金説明を受けたか
  • どのような資料を見せられたか
  • クーリング・オフについて何と説明されたか
  • メールやSMSのやり取りがあるか

などです。

事業者からクーリング・オフについて事実と異なる説明を受けたり、威迫によって手続きを妨げられたりした場合など、通常の期間だけでは判断できないケースもあります。

判断が難しい場合は、記録を持って公的な相談窓口へ相談しましょう。

訪問販売のプロパンガス契約で困ったときの相談先

クーリング・オフできるか分からない、契約書面の意味が分からない、すでに切替手続きが進んでいるなど、自分だけでは判断しにくいケースもあります。

その場合は、公的な相談窓口を利用できます。

消費者ホットライン「188」

消費者ホットライン「188(いやや!)」は、消費生活に関するトラブルについて相談できる全国共通の電話番号です。

原則として、最寄りの消費生活センターなどの相談窓口につながります。

相談するときは、契約書や申込書、営業担当者の名刺、メールやSMSなどを手元に用意しておくと状況を説明しやすくなります。

地域の消費生活センター

各地域の消費生活センターでは、訪問販売や契約トラブルについて相談できます。

たとえば、

  • 自分の契約が訪問販売に当たるのか分からない
  • クーリング・オフ期間の数え方が分からない
  • 契約書面に不明点がある
  • 事業者へどのように通知すればよいか分からない
  • 8日を過ぎているが対応できる可能性があるか確認したい

といった場合にも相談できます。

契約トラブルが複雑な場合

契約関係が複雑な場合や、設備契約などが関係している場合は、状況によって法律の専門家への相談が選択肢になることもあります。

ただし、最初から大きなトラブルだと決めつける必要はありません。

まずは資料を整理し、消費生活センターなどで状況を確認してから必要な対応を考える方法もあります。

プロパンガスを訪問販売で契約してしまったときのチェックリスト

プロパンガスを訪問販売で契約してしまったあとに確認する契約日・書面・クーリングオフ・相談先のチェックリスト

何から確認すればよいか分からない場合は、次の順番で整理してみましょう。

訪問販売で契約してしまったときのチェックリスト

□ 契約した日を確認した

□ 契約した会社名を確認した

□ 契約書・申込書を確認した

□ 契約書面を受け取った日を確認した

□ 料金や契約条件を確認した

□ 切替手続きの進行状況を確認した

□ クーリング・オフの対象になるか確認した

□ 必要な通知を行った

□ 通知や連絡の記録を保存した

□ 判断できない場合の相談先を確認した

特に重要なのは、契約日・書面受領日・契約先・現在の切替状況です。

この4点を整理すると、次に何を確認すればよいか分かりやすくなります。

まとめ|契約してしまっても、まず書面と契約状況を確認しよう

訪問販売でプロパンガス会社の変更を申し込み、あとから不安になった場合でも、「もう契約したから仕方がない」と自己判断する必要はありません。

まずは、

① 契約日・契約先を確認する

② 契約書面と書面を受け取った日を確認する

③ クーリング・オフの対象・期間を確認する

④ 必要な場合は通知し、記録を残す

⑤ 判断できない場合は消費生活センターなどへ相談する

という順番で整理しましょう。

特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、法律で定められた書面を受け取った日から数えて原則8日以内であれば、クーリング・オフを利用できる可能性があります。

ただし、「8日以内ならどんな契約でも必ず解除できる」「8日を過ぎれば絶対に何もできない」という意味ではありません。

契約方法、書面の交付状況、勧誘時の説明などによって確認が必要な場合があります。

分からないときは、契約書や営業資料、メール・SMSなどをまとめて、消費生活センターなどの公的窓口へ相談してください。

「もう契約してしまったから」と諦めるのではなく、まず自分の契約状況を確認することが第一歩です。

現在のプロパンガス料金・契約も整理したい方へ

訪問販売での契約そのものについてクーリング・オフや法的な判断が必要な場合は、消費生活センターなどの公的相談窓口へ確認することが大切です。

そのうえで、「現在のプロパンガス料金も確認したい」「今後どのような契約を選べばよいか整理したい」という場合は、LSGでも現在の料金・契約・住宅状況を確認しながらご相談いただけます。

契約前の確認ポイントはプロパンガスの訪問販売で注意したいこと、断った後も勧誘が続く場合は再勧誘・再訪問への対処法も参考になります。

プロパンガスの料金・契約について相談する

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関連して、プロパンガスの平均価格はいくら?地域別データと自宅の料金を比較する方法も確認しておくと、判断しやすくなります。

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