給湯器のエラーコードが出たときはどうする?確認方法と相談の目安

給湯器

給湯器のリモコンに、普段は見ない数字や記号が表示されると、「故障したのではないか」「このまま使っても大丈夫なのか」と不安になることがあります。

エラーコードは、給湯器が現在の状態や異常の可能性を知らせるための表示です。ただし、表示されたからといって、すべてが重大な故障とは限りません。

一時的な使用状況による表示や、点検時期を知らせる表示もあります。一方で、燃焼や安全装置に関係する異常では、使用を止めて早めに相談する必要があります。

この記事では、給湯器にエラーコードが出たときの確認方法、自分で確認できる範囲、使用を止めたい症状、相談時に用意するとよい情報を分かりやすく解説します。

最初に確認したいこと
エラーコードの意味や対処方法は、メーカーや機種によって異なります。リモコンに表示された数字だけで自己判断せず、取扱説明書やメーカーの公式情報を確認してください。

給湯器にエラーコードが出ても、まず慌てず表示を確認しましょう

給湯器にエラーコードが出たときの確認項目

給湯器のリモコンにエラーコードが表示されたら、すぐに何度もスイッチを操作するのではなく、まず表示内容と発生した状況を確認しましょう。

相談する前に次の情報を残しておくと、状況を伝えやすくなります。

  • 表示されている数字や記号
  • 表示が点灯しているか、点滅しているか
  • 台所と浴室のどちらのリモコンに表示されているか
  • お湯を出したとき、追いだきをしたときなど、表示された状況
  • お湯がまったく出ないか、一部の機能だけ使えないか
  • 異音、におい、水漏れなどがないか

お湯が出ない範囲や状況の切り分けは、給湯器でお湯が出ないときの原因と確認順も参考になります。

エラー表示をスマートフォンで撮影する

数字を覚えたつもりでも、相談するときに分からなくなることがあります。リモコンの表示は、消える前にスマートフォンで撮影しておくと安心です。

台所と浴室の両方にリモコンがある場合は、それぞれの画面も確認してください。

表示されたときの状況も記録する

同じエラーコードでも、給湯中、追いだき中、自動湯はり中など、どの操作をしていたかによって確認する部分が変わることがあります。

お湯は出るのに追いだきだけが使えない場合は、給湯器の追いだきができない原因と確認方法もあわせて確認できます。

「いつ」「何をしているときに」「どのような症状が出たか」を簡単に記録しておきましょう。

給湯器のエラーコードはメーカーや機種によって意味が異なります

給湯器のメーカー名と型式とエラーコードの確認方法

給湯器のエラーコードは、すべてのメーカーや機種で共通しているわけではありません。

同じ数字でもメーカーによって意味が異なる場合があり、ガス給湯器、石油給湯器、エコキュートなど、機器の種類によっても確認方法が変わります。

給湯器本体の型式を確認する

正しい情報を調べるためには、エラーコードと一緒に給湯器のメーカー名と型式を確認します。

型式は、給湯器本体の前面や側面に貼られたラベルに記載されていることが一般的です。

高い場所や足場の悪い場所に設置されている場合は、無理に近づいたり、台に乗ったりせず、安全な範囲で確認してください。

ラベルの位置や製造年の見つけ方は、給湯器の型式・製造年の確認方法で写真の撮り方も含めて解説しています。

メーカーの公式情報を優先する

インターネットにはエラーコードの一覧が数多く掲載されていますが、古い機種や別メーカーの情報が混ざっている場合があります。

確認するときは、次の順番がおすすめです。

  1. 給湯器の取扱説明書
  2. メーカー公式サイトのエラー表示案内
  3. メーカーの修理・相談窓口
  4. 契約中のガス会社または給湯器の専門業者

エラーコードが出たときに最初に確認すること

給湯器のエラーコードが出たときのガス水電源凍結給排気の確認

エラーコードの中には、給湯器本体の故障ではなく、ガス、水、電気などの供給状況によって表示されるものもあります。

安全を確保したうえで、次の項目を確認しましょう。

ほかのガス機器が使えるか

ガス臭がないことを確認したうえで、ほかのガス機器の普段の使用状況も手掛かりになります。エラー原因を調べるために、無理に点火して試す必要はありません。

ほかのガス機器も使えない場合は、ガスメーターの安全装置が作動している、ガスの供給が止まっているなどの可能性があります。

ガスのにおいを感じた場合は、安全を最優先してください。
給湯器やガスメーターの再操作、火気の使用、換気扇・照明などの電気スイッチ操作はしないでください。窓や戸を手で大きく開け、屋外などガスのにおいがしない場所から契約中のガス会社へ連絡してください。

水が正常に出ているか

水道の蛇口から水も出ない場合は、断水、止水栓、配管など、給湯器以外に原因がある可能性があります。

一部の蛇口だけでお湯が出ない場合は、水栓やシャワー側の不具合も考えられます。

電源やブレーカーを確認する

給湯器は、ガスだけでなく電気も使用して動作します。停電していないか、リモコンの電源が入るか、ブレーカーが落ちていないかを確認します。

リモコンの画面自体がつかない場合は、給湯器のリモコンがつかない原因と確認方法をご確認ください。

濡れている電気設備には触れないでください。
屋外コンセントや給湯器周辺が濡れている場合は、電源プラグ・コンセント・ブレーカーなどを操作せず、専門業者へ相談してください。

凍結の可能性を確認する

気温が低い朝などにお湯が出なくなった場合は、給湯器や配管が凍結している可能性があります。

配管へ熱湯をかけると、配管や部品を傷めるおそれがあります。無理に解凍せず、気温が上がって自然に解けるのを待つか、専門業者へ相談してください。

凍結時の安全な待ち方や予防方法は、給湯器の凍結を防ぐ方法と凍ったときの対処も参考にしてください。

給気口や排気口がふさがれていないか

給湯器の周囲に荷物、植物、落ち葉などがあり、給気口や排気口をふさいでいないか、安全な位置から目視で確認します。

給排気を妨げている物が見えても、熱い本体や排気口の近くへ手を入れたり、本体カバーを外したりしないでください。安全に動かせる離れた荷物だけを移動し、判断が難しい場合は使用を止めて専門業者へ相談しましょう。

運転スイッチの入れ直しで確認できる場合

給湯器の運転スイッチを入れ直す前の確認手順

エラーコードによっては、メーカーの案内に従って運転スイッチを入れ直すことで、表示が消える場合があります。

ただし、すべてのエラーで再操作してよいわけではありません。最初に取扱説明書やメーカー公式サイトで、表示されたコードの対処方法を確認してください。

公式案内で再操作が認められている場合

メーカーの案内に再操作の手順が記載されている場合は、一般的に次のような流れで確認します。

  1. 使用中のお湯の蛇口を閉める
  2. 給湯器の運転スイッチを切る
  3. メーカー指定の時間を待つ
  4. 運転スイッチを一度入れる
  5. 同じ操作を行い、エラーが再表示されるか確認する

同じエラーが再び表示された場合は、何度も入れ直さず、使用を止めて相談しましょう。

電源プラグをむやみに抜かない

エラーを消すためだけに、給湯器の電源プラグを繰り返し抜き差しすることはおすすめできません。

故障履歴が確認しにくくなったり、凍結予防機能が動かなくなったりする可能性があります。電源操作は取扱説明書やメーカーの案内に従ってください。

すぐに使用を止めて相談したい症状

給湯器の使用を止めて相談したい症状

エラーコードとともに次のような症状がある場合は、自己判断で使い続けず、給湯器の使用を止めて相談してください。

安全を優先してください。
ガス臭・焦げたにおい・すす・煙・強い異音・大きな振動・止まらない水漏れなどがある場合は、原因確認のために再操作を繰り返さず、使用を中止して契約中のガス会社または専門業者へ相談してください。

  • ガスのにおいがする
  • 焦げたようなにおいや不快なにおいがする
  • 排気口の周囲に黒いすすが付いている
  • これまで聞いたことのない大きな異音がする
  • 給湯器本体が強く振動している
  • 本体や配管から水が漏れている
  • 煙が出ている、または強い変色がある
  • 使用中に気分が悪くなる
  • 同じエラーが何度も繰り返される

症状別の確認ポイントは、給湯器からガス臭・焦げたにおいがするときの対応給湯器から異音がするときの確認方法給湯器の水漏れの原因と相談の目安も参考になります。

ガス臭いときは電気スイッチに触れない

ガスのにおいを感じた場合は、火を使わず、換気扇や照明などの電気スイッチを操作しないでください。

窓や戸を手で大きく開け、屋外などガスのにおいがしない安全な場所へ移動してから、契約中のガス会社へ連絡してください。給湯器やガスメーターの復帰操作は行わないでください。

異常があるときは再操作を繰り返さない

一度運転スイッチを入れ直して表示が消えても、異音、におい、水漏れなどが残っている場合は使用しないでください。

異常の原因が解消していない状態で繰り返し操作すると、症状が悪化する可能性があります。

「88」「888」は点検時期のお知らせの場合があります

給湯器リモコンの88と888の点検時期表示

給湯器のリモコンに「88」または「888」が表示された場合は、メーカーや対象機種によって、故障ではなく点検時期のお知らせである可能性があります。

ノーリツでは、使用期間が10年相当、またはそれに相当する使用回数を超えたときに「88」「888」で点検時期を知らせる案内があります。

長期使用時の交換判断については、給湯器の交換時期と寿命の目安もあわせて確認してください。

すぐに使用できなくなる表示とは限らない

点検時期のお知らせであれば、その表示だけを理由にすぐ給湯器が停止するとは限りません。

ただし、長期間使用していることを知らせる表示なので、安全に使い続けるためにも、メーカーの案内を確認して点検を検討しましょう。

メーカーと型式を確認する

「88」「888」の意味や解除方法は、メーカーや機種によって異なる可能性があります。

インターネット上の情報だけで判断せず、給湯器のメーカー名と型式を確認し、対象製品の公式案内に従ってください。

エラーが消えても繰り返す場合は相談しましょう

給湯器のエラーコードが繰り返す場合の相談目安

運転スイッチを入れ直したあとに一時的に正常へ戻っても、同じエラーが繰り返し表示される場合は、内部に原因が残っている可能性があります。

使える状態に戻ったからといって、完全に直ったとは限りません。

使用年数も判断材料にする

設置から数年程度の給湯器であれば、部品交換などの修理で使い続けられる可能性があります。

一方、10年前後使用している給湯器では、複数の部品が劣化していたり、修理用部品の供給が終了していたりする場合があります。

修理費だけでなく、今後の故障リスクや交換費用も含めて比較しましょう。

使用年数と故障内容から判断するときは、給湯器は修理と交換のどちらがよいかの判断基準も参考になります。

冬場は早めに相談する

冬は給湯器の使用量が増え、故障や交換の相談が集中しやすい時期です。

エラーが繰り返される場合は、完全にお湯が使えなくなる前に相談しておくと、機種や工事日程を落ち着いて確認しやすくなります。

相談するときに伝えるとよい情報

給湯器の相談時に伝える情報

給湯器のエラーについて相談するときは、次の情報があると状況を確認しやすくなります。

  • 給湯器のメーカー名
  • 給湯器本体の型式
  • 表示されているエラーコード
  • エラーが表示された日時
  • エラーが出たときに行っていた操作
  • お湯がまったく出ないか、一部の機能だけ使えないか
  • 異音、におい、水漏れ、すすなどの有無
  • 給湯器を設置した時期または使用年数
  • プロパンガス・都市ガスなどのガスの種類
  • 戸建て・集合住宅などの住宅状況

すべて分からなくても相談できます。確認できる範囲の情報を用意してください。

相談時に用意するとよい写真

給湯器相談時に用意する写真

文章だけでなく写真があると、エラー表示、機種、設置状況などを確認しやすくなります。

安全に撮影できる範囲で、次の写真を用意するとスムーズです。

  • リモコンのエラーコード表示
  • 給湯器本体の全体写真
  • メーカー名と型式が分かるラベル
  • 給湯器下部の配管
  • 排気口とその周辺
  • 給湯器の設置場所と周囲
  • 水漏れ、すす、変色などが確認できる部分
  • 台所リモコンと浴室リモコン

無理な撮影はしないでください。
高所・狭い場所・足場の悪い場所へ上ったり、本体カバーを開けたり、配管やバルブを操作したりする必要はありません。安全な位置から撮影できる範囲の写真だけでご相談いただけます。

給湯器のエラーコードに関するよくある質問

エラーコードを消して使っても大丈夫ですか?

エラーの内容によって異なります。メーカーの公式案内で再操作が認められており、表示が消えて正常に使用できる場合もあります。

ただし、同じエラーが再び表示される場合や、異音、におい、水漏れなどがある場合は使用を止めて相談してください。

電源プラグを抜けばエラーは消えますか?

電源を切ることで表示が消える場合はありますが、原因まで解消したとは限りません。

また、電源プラグを抜くと凍結予防機能などが働かなくなる場合があります。取扱説明書やメーカーの案内がない状態で、むやみに抜き差ししないようにしましょう。

エラーが消えたら修理は不要ですか?

一時的な原因で表示された場合は、その後問題なく使えることもあります。

しかし、同じ表示が繰り返される場合や、給湯器を長期間使用している場合は、点検や修理の相談をおすすめします。

賃貸住宅ではどこへ連絡すればよいですか?

賃貸住宅の給湯器は、建物の設備として大家さんや管理会社が所有していることがあります。

自分で修理や交換を依頼する前に、まず大家さんまたは管理会社へ連絡してください。

ガス会社とメーカーのどちらへ相談すればよいですか?

ガスのにおい、ガスが供給されていない、ガスメーターの遮断などが疑われる場合は、契約中のガス会社へ相談します。

給湯器本体のエラーや部品の故障が疑われる場合は、メーカー、購入店、給湯器の専門業者などへ相談します。

判断が難しい場合は、現在の症状、エラーコード、メーカー、型式を伝えて相談窓口へ確認してください。

エラーコードが表示されない故障もありますか?

給湯器に不具合があっても、必ずエラーコードが表示されるとは限りません。

お湯の温度が安定しない、異音がする、水漏れがある、お湯が出るまで時間がかかるなど、普段と違う症状がある場合は、表示がなくても相談を検討しましょう。

まとめ|エラー表示を記録し、繰り返す場合は早めに相談を

給湯器にエラーコードが表示されたら、まず数字や記号を記録し、メーカー名と型式を確認しましょう。

エラーコードの意味や対処方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書やメーカーの公式情報を確認することが基本です。

公式案内に従って再操作したあとも同じエラーが繰り返される場合や、異音、ガスのにおい、水漏れ、すすなどがある場合は、自己判断で使い続けずに相談してください。

エラーコード、給湯器本体、型式ラベル、配管、設置場所などの写真があると、状況を確認しやすくなります。

給湯器のエラーについてご相談ください

エラーコードや給湯器本体、型式ラベル、リモコンなど、安全に撮影できる範囲の写真を添えてご相談いただけます。すべての情報がそろっていなくても構いません。

給湯器について相談する

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